前回の記事までで、4月30日(土)に高蔵寺から小諸到着までを記載しました。
今回は、その続きを書かせて頂きます。
4月30日(土)は、小諸駅近くのホテルに宿泊しました。5月1日(日)の天気は下り坂、朝は曇りで、かろうじて雨が降っていない状況でした。
先ずは、朝8時ごろから小諸の街を散策しました。何はともあれ、一番の観光スポットである「懐古園」に行ってみたところ、開園は、9時との事。
時間つぶしに街の中心街を歩いてみましたが、中々開いているお店もない状況でした。
一通り中心街を散歩した後に、小諸駅に行き、列車の時刻表を確認したりしたところ、駅の蕎麦屋さんが開いている事を発見し、朝食代わりにそばを頂きました。
そうこうしている内に、9時となりました。「懐古園」に行き、入場券を購入しました。
入場券は、2種類あり、一つは「単なる散策用」、もう一つは「4つの施設への入場券付き」となっていました。それぞれ300円と500円でしたので、私は入場券とセットとなったものを購入しました。
入場できる施設は、
1)徴古館(懐古園、小諸城の歴史等が学べる)
2)小諸義塾記念館(小諸にあった私塾の歴史等が学べる)
3)島崎藤村記念館(文字通り、島崎藤村の記念館にて小諸は、彼のゆかりの地)
4)小山敬三美術館(小諸出身の画家)
4つの施設とも、中々見ごたえがあり、200円の追加料金は、価値ありと感じました。
「藤村記念館」です。島崎藤村は、馬籠で生まれ、小諸にも滞在歴があり、昨年訪れた北海道の釧路に新聞記者として滞在したとの記録にも接し、また、その時代には珍しく海外にも足を運んでおり、明治から昭和に生きた人にしては、行動的であったと感心しました。
「小山恵三美術館」では、彼の作品やビデオを拝見する事ができました。
島崎藤村も画家になりたかったそうですが、実現できず、藤村も小山を応援していた事等興味深く、学びました。
フランス留学時代にスペインにも訪れ、特にトレドでエル・グレコに触発され、絵画を残した様子等も大変興味深かったです。
トレドは、個人的に何度も訪れた街で、懐かしい風景が描かれていました。
恥ずかしながら、小山敬三と言う画家を初めて知ったのですが、大変惹かれるものがありました。
この様な文化的空気を味わっていると瞬く間に時間が過ぎ、ホテルのチェックアウト11時が近くなって来ました。一旦ホテルに帰り、チェックアウトした後に、再び「懐古園」に入場し、内部を散策しました。
懐古園から望む「千曲川」
でも、川があまりよくは見えませんでした。
この辺りから、雨が降り始めましたので、散策を切り上げ、駅に向かいました。
小諸駅より、210円の乗車券を購入し、「佐久平」まで、小海線で移動。
佐久平の駅で、高崎までの新幹線自由席特急券と「峠の釜めし」を購入し、北陸新幹線に乗り込みました。
佐久平から高崎までは、乗車時間24分でした。その中で、急いで、釜めしを頂きました。
この釜めし、若かりし頃、東京勤務をしていた時に、仲間と軽井沢方面に車で行く機会があると購入していた懐かしいものですが、オリジナルの器は、信楽焼の釜でした。新しいタイプは、紙素材の器となっており、説明文によると元々の信楽焼の釜は、重くて不評だったとの事ですが、オリジナルが懐かしいのは、私だけ?
高崎からは、高崎線、東北線にて南浦和に移動、そこから武蔵野線及び京葉線にて、京葉線沿線の自宅に帰宅しました。
「一筆書き」の最終達成は、5月5日(木)こどもの日、
・京葉線にて東京、
・東海道線、東京→熱海:800円で自由席グリーン券を購入、ちょっとゆったりと旅を楽しみ、
・東海道線、熱海→掛川→豊橋→金山と乗り継ぎ、
・中央西線、高蔵寺
で、「一筆書き」達成しました。
次回に続く…。
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