また、「青春18きっぷ」の季節がやって来ました。
7月20日使用開始でしたので、早速7月23日(土)早朝にJR中央西線「高蔵寺駅」の自動販売機で、購入し、使い始めました。
1回目(1日目)は、
・高蔵寺 6:43⇒7:36 中津川 7:40⇒8:09 南木曽 通常料金:1,340円
・中津川 14:15⇒16:48 松本 通常料金:1,980円
合計で、3,320円分の乗車となり、「青春18きっぷ」12,050円の1回分2,410円に対して910円の節約で、この日のメリットはそんなに多いとは言えませんでしたが、有効利用はできたと思っています。
では、南木曽駅到着後の行動を紹介します。その日は、以前のメキシコ勤務時代に一緒に苦楽を共にした仲間が、今は、松本に住んでいるので、夕食を共にする約束をしており、彼が18時に信州料理が食べられる「居酒屋」を予約してくれていましたので、間に合う様に組んだ乗車計画が上述の通りでした。
列車は、南木曽駅に8:09定刻で到着しました。
南木曽駅からバスで行く方法もありますが、私は、歩いて「中山道妻籠宿」に向かいました。
途中は、写真の様な江戸時代からの中山道であった様な場所を通るところもあれば、舗装された県道を通る様なところもありました。1時間ちょっとで「妻籠宿」に到着しました。
先ず、目に飛び込んできたのは、「御高札場」(幕府が庶民に対し、禁制や法度を示したもの)です。
少し進むと、「南木曾町博物館」がありました。博物館は、「歴史資料館」「脇本陣奥谷」「妻籠宿本陣」の3部構成となっており、前者2つの施設の入場料は、600円、妻籠宿本陣まで加えると、700円でしたので、3施設にお邪魔する事にしました。
建物自体は、明治初期に再築されたものとの事で、明治天皇の伊勢巡行の際にこの部屋で、ご休息されたとの事でした。その時は、馬車、馬、籠等での移動で、乗馬用の長靴を履いておられたので、机が作られたとの事ですが、当時の妻籠には、西洋式の机は未知の物であったとの事で、こたつの机の脚を長くして作ったとの事です。従い、テーブルでの生活を知っている人であれば、絶対に作らない下の部分に添え木を入れてしまったとの事でした。
囲炉のすすで、家の中をコーティングしているとの事でした。よく見ると、人が磨ける範囲は、磨いたことによりピカピカになっていますが、磨けないところは、黒くくすんでいます。
次は、脇本陣の裏にある「歴史資料館」で、中山道と妻籠宿を中心とした歴史を学んだ後に、「妻籠宿本陣」を見学しました。
本陣内部より、正面の庭を撮ったものです。
妻籠宿の街並みを堪能し、再び中山道を進みます。
「木曽路」の山々を楽しみながら「中山道」を馬籠に進みます。
途中には、この様な滝もあり、水の近くは涼しさを感じました。左が「男滝」、右が「女滝」です。
滝を超えて少し歩いたところには、無料休憩所がありました。
無料休憩所は、妻籠宿街並み保存会の方々が運営されており、管理される方もおられました。
竹筒は、寄付を受け付ける貯金箱になっており、休憩所で出されるお茶や飴の購入費用にされるとの記載がありました。本当にきれいな施設で、関心しました。
ハイキングコースには、結構頻繁にトイレや休憩所がありました。この奥のトイレを利用させて頂いたのですが、ここも大変奇麗に整備されていました。数々の海外観光地で、トイレには苦労してきた経験者としては、こんなにもきれいに整備されたトイレには感動しました。しかも使用料もなし、インバウンドの外国人観光客が感動するはずです。インバウンド復活の際も、このレベルを是非保って、日本の良さを伝えた頂きたいと思いました。
妻籠宿で、ちょっと長居をしてしまった関係で、この時点で、12時を向かえました。
中津川発14:15の列車に乗車するには、12:50馬籠宿発のバスに乗車する必要があります。
「馬籠宿」の入り口、「恵那山」を望む丘に到着です。
「馬籠宿」を速足で、見学し、馬籠宿の反対側にある、中津川行きバス亭をめざします。
「島崎藤村記念館」等、施設の訪問は、次の機会に譲り、できれば昼食は、馬籠宿でと考えていましたが、それも諦めました。
中津川行き12:50のバス発車10分前にバス停に何とか到着しました。
中津川にて、約1時間の余裕がありましたので、駅前の蕎麦屋さんで、「天ぷら蕎麦」を頂き、予定した列車で、松本に移動、夜は、旧友との親交を温める事ができました。
直に続く…。
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