事務所備品整備
事務所を借りた後は、事務所備品の整備を始めなければなりません。
1990年当時は、インターネットは、未だなかった時代ですので、通信手段は、電話とファックスでした。日本との連絡も電話及びファックスで、確保する事になります。
事務所ビルだったので、電話線は、ありました。電話局に手続きし、何とかラインを確保しました。
ファックス機は、T銀行さんからR社の駐在員を紹介頂き、ファックス及びコピーの機器を調達しました。ファックス機が納入された時点では、それを置く机がありませんでしたので、床にファックス機を置いてファックス開通の連絡を東京に入れた事を覚えています。
前の記事で記載しましたが、会社登記が終了するまでは、人が雇えませんでしたので、すべてを一人で行わねばなりませんでした。トイレットペーパー、水、文房具、その他消耗品を調達し、日々の活動を確保しつつ、机、事務所家具等の備品を徐々に買い揃えました。
移動手段の確保と言う事で、車も調達しなければなりませんでした。
でも、そうやっていろいろな物を調達していく段階で、徐々に物事の相談を持ち掛けることが出きる人が増えていきました。例えば、初めて車を買った自動車ディーラーの社長は、その後も一緒に仕事を仕込んだり、友人としても今も付き合いのある人です。蛇足ながら、彼は、バルサの古くからのソシオ(会員)で、その後、カンプノウ(バルサの本拠地)の特別席で、エスパニョール戦を観戦させてくれたり、2017年には、レアルマドリードとの対戦であるエルクラシコのチケットも用意してくれたりしました。
住居の確保
赴任当初は、ホテル暮らしをしていました。本格的に生活を開始するには、住居を確保しなければなりません。当初は、自動車もありませんでしたので、車庫のないアパートに入居しました。会社からは、歩いていける距離にありましたので、独身のうちはそんなに不便を感じませんでした。
2020年3月に再訪した時に撮影した写真です。だいぶ古くなってましたが、まだ残っていました。懐かしく思いました。たまに車を路上駐車していました。その当時は、カーラジオは取り外し可能で、駐車の際は取り外して持って出る様になっていました。ラジオが見えると泥棒さんがガラスを割る可能性が高くなるからです。ラジオを外した状態で、一回ガラスを割られて事がありました。苦い経験です。
次回に続く…。
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