妻の緊急入院により、図らずもシンガポールに滞在する事になりましたが、シンガポール航空、全日空の関係者の方々には、大変お世話になりました。感謝しつつ、記録に残しておきたいと思いました。
2024年9月1日(日)に妻は緊急にシンガポール市内のラッフルズ病院に緊急入院したのですが、最も短くても、2泊程度の入院が必要となった事を受けて、各種の手配を行いました。
スーツケースの引き取り、航空券の変更等にて、両航空会社の方々に、本当にお世話になりました。
まず最初に今回我々が使用した航空券は、ANAのマイレージにて、スターアライアンス特典航空券として、成田→シンガポール→シュムリアップ→シンガポール→羽田を、全てシンガポール航空便にて発券して頂いたものでした。
基本的に、ルートの変更は不可、便の変更は、空きがあれば可と言うものでした。
1)シンガポール航空からのスーツケース引き取り
家内の病院の手配、保険の処理を済ませた後に、私は、チャンギ空港に出向き、出発ロビーにてシンガポール航空の職員に事情を話したところ、その方は、受取荷物担当で良く分からないが、6番にマネージャーがいるから、そちらに行って欲しいとの事でした。
このカウンターで、女性のマネジャーの方に事情を説明したところ、てきぱきとご対応頂きました。
先ずは、航空券の変更ができないかチェックしようと言う事で、SQチケットカウンターに連れて行ってもらいました。担当の方が、チェックしたところ、このチケットは、ANAでしか変更できない旨の確認がありました。そのマネージャーは、部下2人を呼び、
・ANAの地下にある事務所に連れて行き、チケット変更の手伝いをする事
・その後、入国ロビーにて、スーツケースの引き取りを手伝う事
を指示してくれました。
その2人に連れられ、先ずは、ANAの事務所に行きましたが、不在の様で中からの返事はありませんでした。
ANAの事務所は、スーツケース引き取り後に来ることにして、1階の到着ロビーに行きました。
先ずは、制限区域に入る為の申請が必要でした。
このインフォメーションのところで、パスポート、荷物預かり証等を提示して、制限区域に入る為のQRコードを写メに撮る様指示されました。
次に制限区域に入るには、スタッフ用の入り口に行きます。
ここで、先ほど頂いたQRコードを読み取ってもらい、中に入れて頂きました。中では、手荷物検査を行った上で、パスポートを預けました。
その後、荷物が保管されているLost & Foundに行きました。
この場所です。ここで、荷物預かり証を提示して、家内の分も合わせてスーツケースを2個引き取る事ができました。入ってきたところに戻り、パスポートの返却を受けた後に荷物をX線の検査機に掛けて、持ち出しOKとなりました。ここまで、親切にもSQのお二人は、きちっとアテンドして下さいました。
彼女らのアシストがなければ、ここまでスムーズな荷物の引き取りはできなかったと思いました。
お二人は、もう一度ANAの事務所に行くかと言ってくれましたが、私からは、チケットの変更は電話にて対応するので、ここまでのご厚意に感謝しつつ別れました。
2)チケットの変更等
空港からは、事前に手配したホテルにタクシーで、向かいました。ホテルにチェックインしてANAに電話をしたのですが、日本での台風10号の影響もあったのか全くつながりませんでした。
再度、チャンギ空港に出向き、ANAの事務所に向かいました。
インターフォンを押すと、今度は、反応があり、シンガポール人のスタッフの方が、迎え入れて下さいました。
事情を話したところ、ご本人は、チケット担当ではないし、チケット担当は通常この事務所にはいないのでと説明の上で、電話にて連絡を取ってくれました。だいぶ粘り強くチェック頂いたようですが、最終回答は、
・マイレージから発券のチケットは、通常のチケットオフィスでは、対応できない
・マイレージ事務局に電話にて、依頼するしか方法はない
との確認を頂き、変更が難しい場合は、チケットの再手配とならざるを得ない旨を丁寧に説明して下さった上で、この件は、社内でレポートしてあげておくと言って下さいました。
ここまで、確認できたので、一旦、家内の病院に立ち寄り、状況を説明した後にホテルに戻りました。
この時点で、夜の8時ごろとなっていましたが、再度ANAに電話するも、つながりません。日本の夜中に電話するしかないと思いつつ、その時には相当疲れていたので、少し寝ました。気付くとシンガポール時間の2時半でした。ANAに電話をしたところ、少し待つと返事がありました。
米国のロスアンジェルスにてご対応頂いているとの事でした。事情を話すと、大変親身になって頂き、変更をトライして下さいました。
ルートの変更はできないので、シュムリアップに行くパターンの変更しかありません。当初は9月1日の移動でしたが、それを9月3日又は4日に変更とすることは可能との回答でした。4日に仮置きし、5日にシンガポールにとんぼ返りし、8日の羽田行きを調べて頂いたところ、復活ができず、9月24日以降の便しか取れない事が判明しました。この段階で、当初航空券の使用を諦め、9月8日(日)は、独自で、航空券を探す事を決断しました。
一方で、この様な特殊事情の場合は、未使用区間のマイレージと費用の返却ができる可能性があるとの事で、必要書類(医師の診断書等)を教えて頂き、その後に対応しました。
ちなみに、シンガポールの事務所からは、私が相談に行ったレポートが上がっていたとの事もお聞きしました。大変ありがたく思いました。
加えて、シンガポール空港のスタッフの方々からも、電話でのお見舞いやら、手配状況の確認やらを電話にて、頂きました。こちらの方々のアテンドの良さにも感激しました。
最終的には、ネットで、ANAとSQのサイトを比較し、9月8日(日)のANA成田便を新規に購入しました。この費用に関しては、基本的に旅行傷害保険の救護者費用を私が使う事により、クレームできる様ですので、後日対応しようと考えています。
繰り返しになりますが、両航空会社の特にシンガポール人スタッフの方々に大変お世話になり、感謝しかありません。
次回に続く…。
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