先回のマドリッドの次は、バルセロナに移動しました。
バルセロナには、この旅行出発前に日本からRenfe(スペイン国鉄)のHP経由で、AVLOと言う列車の乗車券、荷物券、特急券を購入しておりました。
2025年5月29日 Madrid P. Atocha 10:27発 Barcelona-Sants 13:19着でした。
先ずは、アトーチャ駅で、朝食の後、バルセロナに向けて出発しました。


バルセロナ市内中心部に泊まりたかったのですが、元々のインフレに円安の影響もあり、大変高くなったいました。市内東部の学生寮の様なところが比較的手ごろな料金を出していましたので、そこに宿泊しました。
サンツ駅からは、地下鉄で注意しながらの移動でしたが、無事最寄りの駅に到着し、宿に行きましたが、チェックイン時間まではちょっと時間がありましたので荷物を預けて、昼食を取りに近くのレストランに行きました。下記の様なメニューをいただきました。



宿にチェックイン後は、溜まった洗濯物を地下のランドリーで、片付けました。旅行中は、なるべくこまめにランドリーバックを利用して手洗いしていましたが、コインランドリーがあるところでは、溜まった洗濯物をまとめて片付けていました。洗濯が終わって北西方面を見るとティビダボの山が夕日に照らされる頃でした。


この宿にはキッチンが付いていましたので、夕食は、スーパーで購入した肉を焼き、ワインと共にいただきました。
1)サグラダ・ファミリア
バルセロナでのメインの観光は、5月30日(金)でした。先ずは、日本から予約していたサグラダ・ファミリアを訪れました。入場が、9:15で、塔(今回は受難の門のエレベーターを選びました)訪問が9:45と言うチケットでしたので、9時前に現地に到着し、周辺を見学しました。生誕の門を公園の池の向こうから眺めて写真を撮るのは、この時間がベストです。昼頃以降は光の関係で、逆さサグラダ・ファミリアの撮影が難しくなります。

入場すると生誕の門近くに全体像があり、その柱にはウミガメとリクガメがいました。



門のところの彫刻も素晴らしいですが、中に入ったところのステンドグラスから差し込む光が素敵でした。






今回は、前にも申し上げた通り、受難の門の方の塔に登るのをえらびました。と言うのは、過去にこちら側に登ったのは1,2回で、生誕の門には、10回くらいは登っていたので、こちらを選びました。塔の上からの景色と螺旋階段です。








外に出て、受難の門を外から見学。


その後、博物館を見学しました。以前は、作業所の片隅に掘っ立て小屋の様な博物館がありましたが、今回は大変整備されていて展示が分かりやすくなっていました。ここは必見です。





私が初めてサグラダ・ファミリアを訪れたのは、大学生だった1981年でしたが、その頃も、1976年までの姿に近いもので、生誕と受難の塔はありましたが、その間は工事現場でした。もっと言うならば、駐在中の1990年から93年も、そんなに進捗はなく、中の工事現場は遅々として進まなかった印象でした。その頃は、近くの路上に駐車して、100ペセタか200ペセタ程度の入場料を支払い簡単にいつでも入場できる状況でした。1992年のバルセロナオリンピックがトリガーとなり、飛躍的に知名度が上がり、入場料等収入が増えた事が今の工事進捗を可能にしたと思います。


2)ピカソ美術館
ここも、1981年の初訪問以来、数えきれないほど来ていますが、大変な進化をしていました。


一番初めからあった建物の回りを購入し、段々広くなってきており、展示もテーマ別に行えるスペースが確保できる様になり、分かりやすい展示が可能となりました。
私の大好きなベラスケスのLas Meninasの模写から発想されたピカソならではの絵の数々です。



3)懐かしい場所
自分が住んだ街では、会社とかアパートがあった地域を再訪したくなるのもで、バルセロナを訪れる度に行ってしまいます。


地下鉄 Maria Cristina駅から出たところです。近くのバルで、昼食をいただきました。


会社の事務所があったビルです。下のバルがテナント募集となっていました。良くお昼を食べたところなので、早く次のテナントが入ればいいなぁと思いました。




よく行っていた中華料理店とマーケットです。いずれも改装されて奇麗になっていました。


妻と新婚時代を過ごしたアパートです。だいぶ古くなっていました。そりゃ40年以上になるもんね。

次に向かったのは、バルセロネッタ。昔は素朴な海辺のレストランが2,3件あっただけの場所でしたが、一大レストラン街となってしまっています。


ここは昔からあるレストランで、当時はマリスコス(海鮮料理)が大変美味しいところで、マテ貝や生のアサリ等々珍しい料理がありましたが、メニューを見る限りでは、普通のレストラン+ちょっとだけマリスコもあるくらいの感じに変わってしまった印象で、ここで食べようとは思えませんでした。
ネットで調べて、街中のタパス屋に行ったのですが、長蛇の列にて、入るのを諦め、街中をさまよい中華で検索したらヒットした日本料理店が歩いているところに近いことが判明、行ってみました。「三鷹」と言う名前のお店でした。(お店からも誰からもなにも頂いていませんので、プロモーションではありません)
中華ぽいメニューを頼み、ワインを飲みながら〆のご飯でも食べて戻ろうかとしていたところ、スペイン人女性の店員さんのうまい誘いに乗り、お寿司も注文してしまいました。このお寿司は、大変美味しかったです。


このお店近くにトラムの駅があり、一本で宿に帰る事ができました。


大変な進化を遂げたバルセロナを満喫した日となりました。
次回に続く…。



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