キトからゴンドラでピチンチャ山に登る

エクアドル

2013年から2015年までの2年間エクアドルの首都キトに駐在していました。
エクアドルは、南米赤道直下の国で、エクアドルと言う国名がスペイン語で赤道と言う意味なのです。
赤道直下と言うと、常夏と思われるかも知れませんが、エクアドルと言う国は、アンデス山脈がある事もあり、標高によって色々な気候を有する国です。

コスタと呼ばれる海岸地方は、常夏の熱帯です。アンデス山脈に向かい内陸部は、徐々に標高が高くなります。首都のキトは、標高約2,800メートルで、一日の気温は、最低気温が10度を若干切るくらいで、最高気温が20度を若干超えると言う様な、いわば常春と言っていい気候です。

参考までに、エクアドル国内アンデス山脈最高峰は、チンボラソと言う山で、約6,300メートルの標高があります。
アンデス山脈の反対側を内陸に降りるとアマゾンの源流域となります。
ガラパゴス諸島もエクアドル領ですから、日本より若干小さな国土の中に色々な気候が存在する事になるのです。

首都のキトの西側にピチンチャと言う標高5,000メートル弱の山があります。キトの街の約2,900メートル地点にゴンドラの駅があります。

ここから、ゴンドラに乗ってピチンチャ山の4,000メートル地点まで登る事ができます。

4,050メートル地点(富士山より高いところとなります)の看板です。

4,050メートル地点からのキト市内展望です。

これくらいの標高になると、高山病にかかる方もいらっしゃいますので、医務室には酸素ボンベが用意されています。
ちなみに、日本からキトに来られる方でまれに高山病にかかられる事がありました。私は、車の中に小型の酸素ボンベを絶えず用意していました。2年の駐在中に5回程、酸素ボンベを使用しました。
出張者や旅行者の方で、高山病にかかられた方に吸って頂きました。高山病で頭痛とか気分が悪くなった人は、酸素を吸うと、大抵5分くらいで回復されたのもです。

バラエティに富んだエクアドルも徐々にご紹介して行きたいと思っています。

次回に続く…。

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