外国で運転免許証を取得する方法

旅の便利帳

前回は、海外で運転するために「国際運転免許証」を取得する方法を書きました。
短期の海外旅行や出張の場合は、それで十分ですが、外国に住む場合は、その国の免許証を取得する方が何かと便利です。

私が合計18年に及ぶ海外駐在生活で取得した外国の免許証とその時の方法を記憶に基づき記載しておきます。
但し、法律は常にアップデートされますので、外国免許取得の際は、最新情報を現地の警察等から入手して、自己責任で、申請頂く様お願い致します。

メキシコ
メキシコは、日本の国際免許証の発行根拠となっているジュネーブ協定加盟国ではありません。
従い、基本的には、日本の国際免許は通用しません。但し、メキシコは日本を含む外国免許証が有効であると法律で記載している様です。ただ、日本の免許証は日本語で記載されている為、翻訳証明等を同時に持参した方が良いと思います。一部の解釈で、国際免許証はその翻訳としての役割は果たすと言う解釈をしている人もおられました。

本題に戻ります。
メキシコの免許証は、日本の免許証からの書き換えが可能です。必要書類は、
・日本の免許証(翻訳証明付き)
・健康診断書(免許証の健康診断書を発行してくれる病院に行けば、簡単な検査で即日発行してくれる)
・居住及び就労許可書
・申請書(免許センターにて入手し、記載)
・手数料(免許期間に応じて複数の手数料が存在、1年、3年及び5年)
*日本の免許証は、本来ならば、免許センターに提出する必要があるが、一時帰国時等に本国で使用する可能性がある旨の書面を記載し、保持する事ができました。(これは結構助かります)

エクアドル
ビザの種類によっては、外国人でも現地免許取得可能との事でしたが、私が持っていたビザでは取得不可であったので、住んでいた2年間は、国際免許証で運転していました。
たまたま日本への出張にて国際運転免許証の再発行を受けましたので、何とか問題なく過ごせました。

シンガポール
シンガポールは、日本の免許証を持っていても、試験があります。
Basic Theory と言う、シンガポールで運転免許を取得する際の仮免許試験に合格する必要があります。
この試験を合格すれば、日本の免許と共にシンガポールの免許の発行依頼を行うことができました。
ここも、Employement Passと言う就労許可書が必要となります。
シンガポールでは、特に申請することなく、日本の免許証も同時に保持する事ができました。

パキスタン
日本の免許証と必要な書類をそろえて、現地の免許証の発行を受けた記憶はありますが、現地職員に同行してもらって、彼に任せていたので詳細手続きを覚えていません。

スペイン
日本の免許証からの書き換えが可能でした。
必要書類は、
・日本の免許証(翻訳証明付き)
・健康診断書(免許証の健康診断書を発行してくれる病院に行けば、簡単な検査で即日発行してくれる)
・居住及び就労許可書
・申請書(免許センターにて入手し、記載)
・手数料
*日本の免許証は、スペインの場合は、スペインの免許証と引き換えに警察に預ける必要がありました。
帰国の際は、スペインの免許証を返納すれば、日本の免許証は返却される事になってはいますが、私は、その作業を怠った為、日本への帰国後に免許証の紛失届を提出し、再発行を受けました。
トレビアですが、日本の免許証番号の最後の数字は通常「0(ゼロ)」となっています。再発行を受ける度にその数字が上がって行くようです。1回の再発行は、下一桁は「1」。2回ならば「2」と言う具合です。

こんな情報が、どなたかのお役に立てば、うれしいです。

次回に続く…。

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