以前書かせて頂いたこの記事でも記載した通り、伝統的な商社と現在の商社の業態は、変化しており、単なる商品の取引から、徐々に「事業体の経営」による利益の確保と言う方向に変遷して来ています。
以前の様に商取引中心であった時代の特に営業職は、「商習慣」、「貿易実務」及び海外とのやり取りにおける「語学(英語)」と言った知識が重要視されましたが、現在は会社経営能力としての「簿記」、経営の効率化としての「IT」と言った能力がより重要となって来ています。
海外での事業展開も多いと言う点では、「語学(英語等)」は、引き続き重要ではあります。
近頃は、昇格等の条件として資格の取得を求められることも多々あります。
「簿記3級」「簿記2級」と言った資格が条件となる事が多い様です。
通勤途上等の隙間時間で学習できるシステムがあります。
1回が、30分までのビデオ口座とスマート問題集の繰り返しにより学習できます。
これだったら、通勤途上等の隙間時間を有効利用できますね。
無料のお試しで、「簿記講座」の概要を把握された上で、勉強されてはいかがでしょうか?
私は、商社人生の中で、2000年代に入ってから2020年に定年を迎えるまでに、3社ほどの経営に携わって来ましたが、一社目の頃は、簿記知識が不足しており、会社の状況がうまく把握できなことが多々あり、苦しい経験をしました。
と言うのも、伝統的な商取引と貿易ばかりを行っていましたので、部門採算を見る場合は、損益計算書(PL)のみを見ていました。
バランスシート(BS)やキャッシュフロー(CF)の知識が皆無の状態での会社経営は、闇の中で手探りでの経営となってしまいます。
その経験から、簿記の基本は学び、何とかPLのみならず、BSとCFも読める様になり、2社目に社長として出向しました。
エクアドルの自動車代理店でした。
その時に、エクアドル政府の輸入規制が強化されたことにより、日本およびタイから輸入した車両の輸入通関が大幅に遅れた事がありました。
輸入した車は、すでにほとんどがお客様に購入契約を頂いていましたが、販売する事ができず、お客様からのお支払いも頂けない状況でした。
会社としての利益には大きな問題はありませんでしたが、次の輸入車両の支払いを行うキャッシュが不足している事が判明しました。
日本の親会社に次の船積みの遅延を依頼しましたが、受け入れてもらえず、その時は現地のパートナーから、期日前の支払いを頂き、デフォルト(不渡り)を避けました。
この様な時には、簿記知識は不可欠です。
お試しから簿記講座を探して、検討される事をお勧めします。↓↓
↓↓英語に関しても、こちらの講座があります。
TOEICも大変重要なスキルとして、認知されています。
次回に続く…。
コメント